マッサージがたるみを改善するために有効な手段であると、前回のページではお伝えしましたが、リンパについて、何となくは知っていても、リンパがどのような物質で、どのような働きを行っているのかについて、ご存じないというかたもいるのではないかと思います。そこで今回のページでは、たるみ改善につながるリンパマッサージの仕組みについて、詳しく説明していこうと思っています。
たるみの原因となるのが「リンパの滞り」です。体内を通っているリンパの流れがスムーズでなくなると、だんだんとむくみが起こり、それはやがてたるみとなっていくでしょう。そうなってきますと、フェイスラインはなんとなくボヤけてきたと感じられてきます。そのような状態の時、体内のリンパの流れはあまり良い状態ではないのです。また、リンパがスムーズさを欠いてくると、顔の筋肉もコリを起こしてきます。
顔の筋肉がこってくると、現象としては表情が乏しくなってきます。手で顔を触ってみると分かるのですが、何となく顔全体が「固い」と感じられると思います。顔のリンパの流れが滞ってくると、それまで老廃物や余分な水分が排出されていたのが、流れがせき止められることで停滞してきます。その結果が「むくみ」であり、「たるみ」なのです。顔の筋肉一つとっても、筋肉のこりは色々な問題を引き起こす原因となり得るのです。むくみやたるみの他にも、吹き出物やシミ、それにシワの原因にもなってしまいます。
マッサージの効果として、顔のむくみ、たるみを主に対象にしていますが、その他にもコリや二重あごに対してもリンパマッサージは効果を発揮します。たるみやむくみが解消すれば、すっきりと小顔になりますし、表情も生き生きとしたものになるでしょう。それではここからは、具体的なマッサージの方法についてお伝えします。リンパなどというと、一見、難しく感じられるかもしれませんが、実は自分ひとりでも行える簡単なセルフマッサージです。
リンパマッサージのタイミングとしておすすめのタイミングは、朝・晩に行う一日二回です。毎日の習慣として行うことが大切です。次回のページでは、たるみの対策となるリンパマッサージのコツについてお伝えしていこうと思っています。